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2010年4月

第8回「染織の祭典 十日町フェア」、速報!

8月に東京で開催される「染織の祭典 十日町フェア」の速報です。

中越地震の復興事業として開催されてきたこのイベント販売会も、今回で区切れを迎えることになります。

この「染織の祭典 十日町フェア」では、人気ブランド「吾妻徳穂 踊りの世界」など吉澤織物の振袖をご覧・ご試着頂くこともできます。案内状の発送はまだ先のことになりますが、案内状のご希望の方は、

①住所

②氏名

③電話番号

をご記入の上、メールにてお願いします。またお問い合わせもメールにて承ります。

【染織の祭典 十日町フェア】
日時:平成22年8月5日(木)午前10時から午後5時

                  8月6日(金)午前10時から午後5時30分

         8月7日(土)午前10時から午後5時30分
会場:東京国際フォーラムホールB7(東京都千代田区丸の内3-5-1 03-5221-9035)

応援ゲスト:6日・・・林家 三平・7日・・・ピーコ

※応援ゲストのショーは案内状の封筒をご持参された方のみが座ってご覧になれます。

その他:会期中展示会にてお買い求めを頂きましたお客様にはホテルベルナティオや松之山温泉「鄙の宿 千歳」の宿泊券やコシヒカリなどが当たります。

また、ご来場頂きました皆様には素敵なプレゼントもございます。

2010「きもの学」が実施されます。

今年も京都にて「きもの学」が下記のように実施されます。

詳しいお問い合わせやお申し込みは京都学園大学教務課(0771-29-2371)か社団法人全日本きもの振興会事務局(075-211-0081)までお願いします。

【2010「きもの学」】

①基礎講座(きものの予備知識を持たない方を対象とし、きものの概念・きものの出来るまで・きものの歴史と文様・産地と市場の基本を学習します。1回90分×15講座※テキスト「きもの文化検定公式教本Ⅰ)

日時:8月31日(火)~9月9日(木)

会場:キャンパスプラザ京都(大学コンソーシアム)4階第2講義室(京都府下京区西洞院通塩小路下ル 075-353-9100)

受講料:5,000円(テキスト代別)

②発展講座(きものの予備知識を持つ方を対象とし、きものを多面的に学習します。1回90分×15講座※テキスト「きもの文化検定公式教本Ⅰ)

日時:9月9日(木)~9月18日(土)

会場:キャンパスプラザ京都(大学コンソーシアム)4階第2講義室(京都府下京区西洞院通塩小路下ル 075-353-9100)

受講料:5,000円(テキスト代別)

※株式会社きものアイは全日本きもの振興会の会員です。

きもの絵巻館、GWの営業

「きもの絵巻館」はGW期間中、休まずに営業を致します。

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人気の「吾妻徳穂 踊りの世界」・「文楽・人間国宝 吉田簑助の世界」などのブランド振袖や「七代目 吉澤与市の世界」などのお洒落紬、夏物の人気商品「伝統的工芸品 十日町明石ちぢみ」などを充実の品揃えで皆様のご来館をお待ち致しております。

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是非、足をお運び下さいませ!!

伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」とは⑧

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第8回「伝統的工芸品」について

今回は「十日町明石ちぢみ」の冠になっている「伝統的工芸品」について説明をします。

伝統的工芸品として経済産業大臣指定をされるためには必要要件があります。(「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」)

①主として日常生活で使われるもの 

②製造過程の主要部分が手作り

③伝統的技術または技法によって製造 100年以上継続している技術・技法です。

④伝統的に使用された原材料 こちらも100年以上継続している原材料です。

⑤一定の地域で産地を形成 一定の地域で、ある程度の規模の製造者があり、地域産業として成立している必要があります。およそ10企業・30人以上を想定

「十日町明石ちぢみ」は「十日町絣」とともに昭和57年に第17次指定で「伝統的工芸品」に指定されていました。その時に「明石ちぢみ」という呼称を、兵庫県の明石で生産されていたものと分けるために「「十日町明石ちぢみ」としました。

現在兵庫県の明石市では「明石ちぢみ」を生産していないので、「明石ちぢみ」といえば、「十日町明石ちぢみ」を意味するので、単純に「明石ちぢみ」「明石」と呼んでいます。

ちなみに新潟県内には、桐箪笥・仏壇・刃物など様々な「伝統的工芸品」がありますが、織物関係では上記に加え「小千谷縮」「小千谷紬」「塩沢紬」「本塩沢」「羽越しな布」があり、沖縄県に次ぎ、京都と同数の伝統的工芸品があるわけです。

着付教室生徒募集

「きもの絵巻館」では下記のように「着付教室」を行います。全8回の教室で、一人で着物が着れるようになることを目標にしています。

是非、ご参加ください。

※参加の申し込みやお問い合わせはメール(info@kimonoemakikann.co.jp)かお電話(025-757-9529)までお願いします。

【きもの絵巻館 着付教室】

日時:平成22年5月12日(水)から毎週水曜日(全8回)      午後7時~9時まで

会場:きもの絵巻館

参加費:1回500円

その他:8回すべて参加された方にはプレゼントを贈呈致します。

     基本の着付・帯結びなどのワンポイントアドバイス・浴衣の着付けなどご希望に応じたレッスンも行います。

十日町きものフェスタ 2010④

「十日町きものフェスタ 2010」の入賞柄が決まりました!

今年は吉澤織物の特選手描友禅振袖「松竹梅」が最高賞の「経済産業大臣賞」を獲得しました!

また、吉澤織物の特選手描友禅振袖「疋田吉祥文様」は「ユーザー審査グランプリ」を獲得し、2大タイトル独占です!

ユーザー審査部門では「振袖」部門以外の「訪問着部門」「留袖」部門「付下・着尺・羽織・コート部門」「紬絣部門」「帯部門」のすべての部門で吉澤織物が最優秀部門賞を獲得、ユーザー審査部門は実質完全制覇となりました!

明日は一般公開となりますので、是非、ご覧下さいませ。

十日町きものフェスタ 2010③

十日町市では「十日町きものフェスタ 2010」がクロス10にて開催されています。明日は一般公開されますが、懐かしの「マジョリカお召し」も展示されていて、興味深いものになっています。

本日も「きもの絵巻館」にご来館頂きましたお客様を、吉澤織物の展示会場「吉彩館」にご案内致しました。めったにご覧頂けないようなきものの数に驚いていらっしゃるようでしたが、ご自分にお似合いの一枚をお選びになっていらっしゃいました。

こんや

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少し前の話になりますが、今月の6日に嵐山にある「天然灰汁醗酵建て藍染」の「こんや」さんの工房見学に行ってきました。

徳島から質の良い「藍」の「蒅(すくも)」を仕入れて、くぬぎの木灰とお湯からできる灰汁とあわせて、藍染めの染料を作ります。

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独特のにおいがする工房では、職人さんが一生懸命、藍染めの作業をしていました。

こちらの工房では「ムラ」にならないよう、最新の技術でモノづくりをしています。

また独自の技術で色落ちを防ぐ加工もしており、安心してお召し頂けるお着物が作られてていました。

こちらの「こんや」の作品は7月の「夏の吉美展」で皆様にご紹介したいと思っています。

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伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」とは⑦

第7回「明石ちぢみができるまで」④

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前回に続き「十日町明石ちぢみ」の製造工程についてご説明を致します。専門用語がありましてわかりにくい部分もあるかと思います。何かございましたら、メール(info@kimonoemakikan.co.jp)にてご質問下さい。

製織

②・③で説明したように経糸・緯糸を準備していよいよ織りあげます。

経糸を上下に動かしながら、緯糸の右シボ糸と左シボ糸を一本ごとに打ち込んで織っていきます。(1寸あたり100本=1分あたり10本)

途中で中断すると織段ができやすいので、注意を払う必要があります。

仕上

「十日町明石ちぢみ」の地風を決定する重要な工程です。生機(きばた)を温湯の中に入れ、湯もみをし、シボ取りを行います。これを張り干しにした上で、湯のし機で巾をだし、テンターで巾を揃えます。最後に「ちぢまぬ加工」として蒸絨機で熱を加え「十日町明石ちぢみ」が完成します。

※伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」の新作やゆかた・小千谷ちぢみの展示販売会を6月9日から12日まで日本橋・新潟館NICOプラザにて行います。DMをご希望の方はメール(info@kimonoemakikan.co.jp)かお電話(025-757-9529)にてお申し込み下さいませ。

後日案内状を送らせて頂きます。

速報!「きもの文化検定」

平成22年度の「きもの文化検定」ですが、10月17日(日)に実施されるようです。詳細はまだわかりません。

伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」とは⑥

第6回「明石ちぢみができるまで」③

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前回に続き「十日町明石ちぢみ」の製造工程についてご説明を致します。専門用語がありましてわかりにくい部分もあるかと思います。何かございましたら、メール(info@kimonoemakikan.co.jp)にてご質問下さい。

緯糸(よこいと)

「十日町明石ちぢみ」の緯糸は21デニールの生糸を下記のような手順で加工や作業を施します。

(1)染色・糊付け 緯糸はシャリシャリとした地風で涼感を出すため精錬を行わず、生糸の状態で染色し、糊付けをします。

(2)撚糸 

①下撚り まず生糸を四本まとめて、1mあたり約240回の撚りをかけます。その際に右撚りのものと左撚りのもを作ります

②上撚り 下撚りの終わったものを更に同じ方向に1mあたり約3,950回の撚りをかけます。この作業工程はとても強い撚りをかけるため、必ず「八丁撚糸機」を使用することが定められており、糸切れを防ぎ、撚りを戻さないために、常に水を噴霧状にかけながら行います。そして、必ず自然乾燥させます。出来上がった緯糸を左シボ糸・右シボ糸と呼んでいます。                                                                                  

※伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」の新作やゆかた・小千谷ちぢみの展示販売会を6月9日から12日まで日本橋・新潟館NICOプラザにて行います。DMをご希望の方はメール(info@kimonoemakikan.co.jp)かお電話(025-757-9529)にてお申し込み下さいませ。

後日案内状を送らせて頂きます。

伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」とは⑤

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第5回「明石ちぢみができるまで」②

前回に続き「十日町明石ちぢみ」の製造工程についてご説明を致します。専門用語がありましてわかりにくい部分もあるかと思います。何かございましたら、メール(info@kimonoemakikan.co.jp)にてご質問下さい。

経糸(たていと)

「十日町明石ちぢみ」の経糸は27デニールの生糸を下記のような手順で加工や作業を施します。

(1)撚糸 生地の目を粗く、そして表面に「明石ちぢみ」ならではの「シャリ感」を出すために「駒撚り」と呼ばれる強い撚りがかけられます。

①下撚り まず生糸を三本まとめて、左巻きに1mあたり約1,800回の撚りをかけます。

②上撚り 下撚りした生糸を、今度は右巻きに1mあたり約1,200回の撚りをかけます。

(2)精錬・染色・糊付け

①本練 不純物を除去し糸本来の柔らかさを出すために、本練と呼ばれる作業(石鹸などで洗う)を行います。

②染色・糊付け 下地となる色に染め、その後で糊付けをします。

(3)手延べ 設計図に基づいて、長さを揃え、柄ごとに必要な本数を束にまとめます。

(4)絣 経糸に絣柄を染め込みます。束状の経糸に絣柄のしるしとして墨付けをし、その部分に摺り込みヘラで染料をつけていきます。

(5)クビリ染め 染めない部分を綿糸や平ゴムで硬くくくり、色合わせ・色むらに注意し、地色に染めます。染め上がり後、十分に水洗いをします。

(6)ほぐし・ソーピング・糊付け クビリ糸(綿糸や平ゴム)をほぐし、余分な染料や汚れを落として(ソーピング)、糊付けをします。

(7)絣巻 設計図の絣柄の位置が合うように一本一本の経糸を固定し、木枠に巻きつけます。

(8)コゴシライ 

①綜絖通し 製織の際に経糸を上下に動かすために四枚の綜絖に一本づつ通します。

②筬通し 経糸の密度と織上がりの巾を揃えるために筬に通します。

(9)絣合わせ 織る前に柄が崩れないように、経糸を布に固定します。                                                                                      

※伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」の新作やゆかた・小千谷ちぢみの展示販売会を6月9日から12日まで日本橋・新潟館NICOプラザにて行います。DMをご希望の方はメール(info@kimonoemakikan.co.jp)かお電話(025-757-9529)にてお申し込み下さいませ。

後日案内状を送らせて頂きます。

十日町きものフェスタ 2010②

十日町市では「十日町きものフェスタ 2010」がクロス10にて開催されています。

昨日は「きもの絵巻館」にご来館頂きましたお客様を、吉澤織物の展示会場「吉彩館」にご案内致しました。多くのお着物の中から、自分好みのものを見つけられたようです。

十日町きものフェスタ2010

4月12日から17日まで「十日町きものフェスタ2010」がクロス10にて開催されます。

明日から16日までは商品プレゼンテーションと審査ということで、一般の方も「ユーザー審査員」として参加することができます。「きもの絵巻館」では「ユーザー審査」の入場券をご用意しておりますので、ご関心のある方はメール(info@kimonoemakikan.co.jp)かお電話(025-757-9529)にてお申し込み下さいませ。

17日は「一般公開」となっておりますので、どなた様もお気軽にご覧頂くことができます。

またこの期間中は市内のメーカーが自社展示会場にて問屋さんや全国の小売屋さんに新作の提案を行います。

吉澤織物でも展示会場「吉彩館」に「十日町きものフェスタ2010」期間中(17日を除く)ならではの膨大な品揃えをしております。

「きもの絵巻館」にお着物をお買い求めにご来館頂きましたお客様で、ご希望の方は特別に、本当に特別にこちらの「吉彩館」にご案内申し上げます。

「吾妻徳穂 踊りの世界」をはじめ様々な振袖(もちろん「七代目 吉澤与市の世界」や「十日町明石ちぢみ」・訪問着、付下、色黒留袖もございます)をこれだけの規模でご覧頂く機会は、まず、ありません。もちろん、お値段は「きもの絵巻館特別価格」です。先日西陣にて仕入れをしてきたばかりの袋帯も揃っております。

着物が多すぎて選べない!

まさにそんな状態ではありますが、この「きものワールド」を体験してみたい方、 「そんな中から私好みの一枚を選んでみせる!」というお客様は、是非、メール(info@kimonoemakikan.co.jp)かお電話(025-757-9529)にてお問い合わせ下さい。

「吾妻徳穂 踊りの世界」の振袖や吉澤織物の古典柄をお探しのお客様ならば「他でも見てみたい。」とは決して言わせません!

もちろん、「吉彩館」1Fの友禅流しの工程はじめ吉澤織物の工場もご覧頂くこともできます。

※業界関係者や団体様でのお申込みはお断りさせて頂くケースもございます。また、一般消費者様向けの展示ではございませんので、不便もあろうかと思いますが、予めご了承下さいませ。

きものを見すぎて目が「チカチカ」致しましても「責任」を負いかねます!

伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」とは④

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第4回「明石ちぢみができるまで」①

今回から「十日町明石ちぢみ」の製造工程についてご説明を致します。専門用語がありましてわかりにくい部分もあるかと思います。何かございましたら、メール(info@kimonoemakikan.co.jp)にてご質問下さい。

原料

「十日町明石ちぢみ」には21デニールと27デニールの細い糸を使用しています。糸の太さを示す方法には「恒重式」と「恒長式」の2種類があり、生糸の場合は「恒長式」であり、「デニール」という単位で表されます。長さ450mの重さが0.05g(=9,000mで1g)を1デニールとしています。つまりデニールの数が多くなるほど糸が太くなるわけです。因みに綿糸や麻糸は「恒重式」が用いられており、数が増えるにしたがって、糸が細くなります。

吉澤織物の「明石ちぢみ」は経糸には27デニールの糸を2,246本、緯糸には21デニールの糸を1分10本で打ち込みをしています。

こちらの工程につきましては、次回からご紹介します。                                                                                      

※伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」の新作やゆかた・小千谷ちぢみの展示販売会を6月9日から12日まで日本橋・新潟館NICOプラザにて行います。DMをご希望の方はメール(info@kimonoemakikan.co.jp)かお電話(025-757-9529)にてお申し込み下さいませ。

後日案内状を送らせて頂きます。

伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」とは③

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第3回「十日町の織物の歴史」

「明石ちぢみ」が登場するまでの十日町の織物の歴史を簡単にご紹介致します。

江戸時代は①・②にも掲載しましたが、麻の一種である苧麻(カラムシ)の繊維を績んだ青苧を素材にした「越後縮」の生産地と流通基地として栄えていました。この「越後縮」は緯糸(よこいと)に強い撚りをかけ、布地にシボを出した織物で、薩摩上布につぐ高級夏織物として珍重され、帷子(かたびら)や裃などに使われました。

明治になると、木綿や絹織物の普及で「越後縮」は衰退します。しかし十日町は幕末に絹織物に転進しており、「絹縮」の産地となりました。絹縮は「透綾(すきや)」と呼ばれ、1反が約200グラムしかなく、蝉の羽のような涼しそうな夏着尺です。

やがて、より高級な「撚透綾(よりすきや)」や「壁透綾(かべすきや)」を経て、明治20年頃に「明石ちぢみ」が登場します。しかしながら緯糸に強撚糸を使うために、水に濡れると縮んでしまう、という課題が残りました。

初めは「透綾縮緬(すきやちりめん)」と呼ばれていましたが、その後改良され、大正末期に防縮技術(蒸絨加工)の発展に伴って欠点を克服、名前も本家播州明石の「明石ちぢみ」を踏襲し、「ちぢまぬ明石」と呼ばれ、昭和の初頭には盛夏着尺の中でも大ヒット商品となりました。

「越後名物かずかずあれど 明石ちぢみに 雪の肌」

「明石ちぢみ」は有名な「十日町小唄」を今でいうCMソングとしながら、全国に広まっていくのでした。

吉澤家では、五代目・貞次が明治30年(1897年)に「明石ちぢみ」の製作を始めたと記録にあり、この年を「吉澤織物創業の年」としています。因みに三代目・與市が安政3年(1857年 ペリーが浦賀に来た頃ですね)に専業で前掛け地を作り始めたという記録に基づき、この年を「吉澤織物創始の年」としています。                                                                                         

※伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」の新作やゆかた・小千谷ちぢみの展示販売会を6月9日から12日まで日本橋・新潟館NICOプラザにて行います。DMをご希望の方はメール(info@kimonoemakikan.co.jp)かお電話(025-757-9529)にてお申し込み下さいませ。

後日案内状を送らせて頂きます。

伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」とは②

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第2回「北越雪譜」②

『北越雪譜』初編巻之中「越後縮」の項にはこのような記述もあります。

縮は越後の名産にしてあまねく世の知るところなれど、他国の人は越後一国の産物とおもふめれど、さにあらず、我が住む魚沼郡一郡に限られる産物なり。他所に出るもあれどわずかにして、その品魚沼には比しがたし。

続いて「縮の種類」にて

魚沼郡の内にて縮をいだすこと一様ならず、村によりて出す品にさだめあり。こは自らむかしよりその品にのみ熟練して他の品に移らざるゆえなり。その所その品を産すこと左のごとし。(中略)浅黄繊(あさぎじま)のるゐは十日町組の村々なり。

また「縮の市」で

市場とてちぢみの市あるは、前にいへる堀之内・十日町・小千谷・塩沢の四ヶ所なり。初市を里言にすだれあきといふ。雪がこひの簾の明くをいふなり、四月のはじめにあり。堀之内よりはじむ、次に小千谷、次に十日町、次に塩沢、いづれも三日づつ間を置きてあり。年によりて一定ならず、右四ヶ所の外には市場なし。十日町には三都呉服問屋の定宿ありて縮をここに買ふ。

とあり、「十日町」でも堀之内・塩沢・浦佐・小千谷などとともに「縮」の生産や商いが盛んであったことを伺い知ることができます。

また、吉澤家初代の吉澤伴治郎は宝暦年間(1751年~1763年)にこの縮市で活躍した、と記録されています。

                                                

※伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」の新作やゆかた・小千谷ちぢみの展示販売会を6月9日から12日まで日本橋・新潟館NICOプラザにて行います。DMをご希望の方はメール(info@kimonoemakikan.co.jp)かお電話(025-757-9529)にてお申し込み下さいませ。

後日案内状を送らせて頂きます。

伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」とは①

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このブログでも多くのお問い合わせを頂く伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」。昨年の『日経おとなのOFF』では小林真央ちゃんがお召しになった姿が表紙にも掲載されました。

「きもの絵巻館」の看板商品でもありますこの「十日町明石ちぢみ」について、つれづれなるままにこちらのブログでご紹介を致します。

十日町織物の歴史とともに歩んできた「十日町明石ちぢみ」に込められた作者の思いや、夏のお洒落をお楽しみ頂くお客様へのメッセージなどを感じとって頂ければ幸いに存じます。

第1回「北越雪譜」①

明和7年(1770年)に越後国魚沼郡塩沢(現新潟県南魚沼市)に生まれた鈴木牧之という人がいます。質屋と縮布の仲買を営んでいて、本人は壮年のころには風流を解し、滝沢馬琴・太田蜀山人・葛飾北斎ら当時の一流の文化人とも交流をしていたそうです。

この鈴木牧之が雪国の百科全書ともいわれる『北越雪譜』初編上中下・二編春夏秋冬の七冊を天保6年(1835年)から編選しています。(天保8年からという説もあります。)

この『北越雪譜』には雪国ならではの自然現象や怪奇現象の著述もみられますが、魚沼地域で盛んだった「縮」や「機おり」についてもかなりの記述があります。

中でも特に有名なのは

くだんの如く雪中に糸となし、雪中に織り、雪水に洒ぎ、雪上にさらす。雪ありて縮あり、されば越後縮は雪と人と気力相半ばして名産の名あり。魚沼郡の雪は縮の親といふべし。

という一文です。

短い文章ではありますが、雪と縮の深いつながりがあることがわかります。

                                                

※伝統的工芸品「十日町明石ちぢみ」の新作やゆかた・小千谷ちぢみの展示販売会を6月9日から12日まで日本橋・新潟館NICOプラザにて行います。DMをご希望の方はメール(info@kimonoemakikan.co.jp)かお電話(025-757-9529)にてお申し込み下さいませ。後日案内状を送らせて頂きます。

もちろん「きもの絵巻館」には常時「十日町明石ちぢみ」の並幅と広幅、それと経糸にリング糸を使った「明石上布」を「きもの絵巻館」特別価格にて展示販売致しております。

                                               

十日町フェア、終了しました!

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名古屋の「十日町フェア」も無事、終了しました!

こちらのブログをご覧頂き、振袖のカタログをご請求頂きましたお客さまからもご来場を頂きました。ありがとうございました。

また、昨年、振袖のカタログをご請求頂きましたお客様は、お知り合いのお嬢様のお振袖を下見されていかれました。

「十日町フェア」を終えて、桜満開の京都へ。昨日は西陣にて振袖用の帯を中心に仕入れをしたり、「夏の吉美展」の特別企画の研修をしてきました。

本日から「染織の祭典 十日町フェア」です!!

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本日から5日までにウインクあいちにて「染織の祭典 十日町フェア」が開催されます。「吾妻徳穂 踊りの世界」や「文楽人間国宝 吉田簑助の世界」など吉澤織物の振袖を実際にご覧になれます。

会期中下見も大歓迎ですので、案内状をお持ちでない方は、受付にて「きものアイ」をお呼び下さい。

【染織の祭典 十日町フェア】
日時:平成22年4月3日(土)・4日(日)・5日
(月)

    午前10時から午後6時(最終日のみ午後5時)     
会場:愛知県産業労働センター ウインクあいち9F(名古屋再中村区名駅4-4-38)

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