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「吾妻徳穂 踊りの世界」とは③

「吾妻徳穂 踊りの世界」。「本格古典柄友禅振袖」の背景にある作者の思い、ブランドに託した願い、そして振袖をまとうお客様へのメッセージなどを感じとって頂ければ幸いに存じます。

第3回「燃える心を舞台に」PART1

生きるの死ぬのと騒いだ苦しみ、さまざまな出会いと別れ、貞女であったり悪女であったり・・・。でもそのいずれの役どころも楽しませてもらいました。そんな意味から、十二支一代の運気(注:明治42年生 一白水星酉年 華やかで優雅を好む一生。若年の幸運は保ち難く、六十を越して真の幸運に恵まれる)も少しは当たっているように思います。

膨大な数におよぶ私の舞台衣裳は、そんな私のゆかいな人生をみんな知っています。どの衣裳も自分でいうのもなんですが逸品ぞろい。決して裕福ではありませんでしたけれど、こと舞台に関して、一流のもの以外は身につけないことが私の鉄則なのです。

※先代・吾妻徳穂さんの語りです。以下PART2に続きます。

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